スクナヒコナ

スクナヒコナ 1 (Feelコミックス)

スクナヒコナ 1 (Feelコミックス)

南Q太マンガ、2回目のレビューになる。前回の『夢の温度』は、A−かB+かで悩んだ末、結局B+にしたのだが、今回は迷わずA−にした。
内容は、「恋愛」についてなのだが、「恋をしている時の視界の狭さ」や「初めて同棲をした時の小さなストレス」や「相手を嫌いになり始めてから大嫌いになるまでの疾走感」などを上手く盛り込んでおり、「恋愛」というテーマをより重層的なものにしている。
それに作者は、男の感性も持ち合わせており、双方から恋愛に生じる問題を見ているので、それもこの物語を重層的にしている一つだと思う。
実は、まだ2巻までしか出ていないので、これくらいの事しか描けないが、今まで僕が読んできた中で一番の恋愛物語ではないだろうか。
A− (内容評価ともに随時追加・変更)


他の南Q太作品

南Q太のマンガは、面白いけど軽い・軽いけど面白いっていう印象があって、読んでも正直、すぐ忘れるものが多い。今まで、読んだものは、『ゆらゆら』と『さよならみどりちゃん』と『かみさまお願い』と『愚図な女ばかりじゃないぜ』と『こどものあそび』と『日曜日なんか大嫌い』と『TAKE THE A TRAIN』とたくさんあるが、どれもほとんど覚えていなかった。読み返して、そういえばこれ面白かったなと思い出したのは、『愚図な女ばかりじゃないぜ』と『こどものあそび』の2作品。後は、覚えてなかったので、B。その2作品は半ランク上がってBαぐらいだろうか。