ラストサムライ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2004/05/16
- メディア: DVD
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しかし、僕はこれを見て、感動はしなかった。日本人はこれを見て、悔しいと思わなかったのだろうか。邦画は、最近ハリウッド映画のようにCGを使ってアクションに挑んだりしているが、そんなものはアメリカに任せておけばいいのだ。この映画は、本来、日本がやらなければならないものだったのではないだろうか。そう思う僕は、非常に悔しいのである。
『パール・ハーバー』や『シン・レッド・ライン』なんかでもそうなのだが、あれで感動したといってる奴は、張り倒したくなるのだ。
さて、話を批評に戻すことにする。 『ラストサムライ』の最後の方、勝元軍と政府軍が大勢で斬り合うシーンは、なかなかに見ごたえがある。しかし、勝元軍が政府軍に敗れ、勝元が自害するシーンは、少しくさかった。日本の維新の出来事をより強調する為にも政府軍は冷酷に描ききって欲しかった。
もう一つ気になった所は、トム・クルーズと小雪の微妙なシーンが結構続くのだが、あれは正直いらなかった。作品としてまとまっているものにそういう微妙なシーンは逆にうっとうしく感じるのだ。
批判が少し、目立つが日本を一番忠実に描けているハリウッド作品だということは、間違いないだろう。
Bα