コーヒーもう一杯
コーヒーもう一杯(1)
posted with amazlet on 06.02.13
(山川直人さんの短編集)
僕はあまり外でマンガを読まない。僕のマンガの読み方はイメージでいうと、どんどん深海に入っていく作業なので、周りの目があるとどうにも深海には行けないのである。
マンガの種類にしても、ガンガンページをめくるようなマンガも面白いのだがどちらかと言うと読んだあとにそっと本を閉じて物思いにふけりたくなるマンガの方が好きなのだ。
『コーヒーもう一杯』もそのようなマンガで、僕の中では宝箱に大切に入れてあるきれいな石のような存在で、気が付けば時々取り出してみて、ぽぉーっと眺めるのだ。
この作品の中では、中心になったり、傍らにあったりと、様々なスタイルでコーヒーが登場する。いつか、僕もコーヒーのブラックが飲めるようになったら、この本を持って喫茶店に入ってみたいと思う。
A−