今日の脳内処理行き


紅い眼鏡

押井守監督初の実写映画であるがこれは正直、失敗じゃないかと思う。何故かというと、押井特有の完成度の高さが全く見られないのだ。
イノセンス』では、たくさんの必要なシーンを作って、その中から厳選して何とか1時間半の枠に収めている。しかし、このの作品は押井自身が ただ、とにかく撮っておけば編集で勝負できると思った とか 延々と迷路の中に入るような映画だから何だっていいんだ とか どんなでたらめをやっても映画になるんだ とか言ってる通り、完成度が低い。
どうも8の素材からどうにかして10の作品をつくろうとしてるようにしか見えず、うすっぺらい映画になってしまっているのだ。 
しかし、この他にも「ケルベロス」作品というのは多数存在するのでめげずに観ていこうと思う。 C
(参考文献:イノセンス 押井守の世界 PERSONA増補改訂版