少年マンガ 私的ベストセレクション


レビューを見てふと気づいたのだが、そういえば、少年マンガ全然レビューしてねぇ!!
唯一したレビューもオススメできないものだったし…。ということで、僕の少年マンガベストセレクションをしたいと思います。今から紹介する作品よりも好きな作品はあると思うんだけど、とりあえず、今思いついたものをダダーっとレビューしていきたいと思います。



[マンガ]DAN DOH!!


Dan doh!! (1)
Dan doh!! (1)
posted with amazlet on 06.02.13
坂田 信弘 万乗 大智
小学館 (1995/10)

まず、1作目はゴルフマンガ、『DAN DOH!!』。これで僕は、ゴルフのルールを理解し、同時にゴルフの精神やホールの多様さ、キャディーの難しさなども学んだ。そして、そういうところから教えられる道徳観は少年の頃は、非常にためになった。
しかし、それももちろんだが、このマンガは何よりハマる、ハマる。本当に憎いなぁと思わせるほど、毎回、続きが気になるのだ。
どうぞ、まとめ買いしてください。深夜3時まで、ぶっ通しで読み通してしまうことを保障します。 A−



[マンガ]鉄鍋のジャン


鉄鍋のジャン (1)
鉄鍋のジャン (1)
posted with amazlet on 06.02.13
西条 真二 おやま けいこ
メディアファクトリー (2004/12)

まず、主人公が悪もん。顔からして、確実に悪もんです。しかも、モットーが「料理は勝負」。こんな奴が主人公がなんで、他の脇役達も変な奴が多い。特に睦十というおじいさんは気持ち悪すぎです。とにかく、ハチャメチャな料理マンガ。
でも、僕はいろんな意味でこれが一番の料理マンガだと思っています。 B+α



[マンガ]ガンバFly high


ガンバFly high 1 (1)
ガンバFly high 1 (1)
posted with amazlet on 06.02.13
森末 慎二 菊田 洋之
小学館 (1994/12)

これは題材としてはめずらしい体操マンガなんだけど、これも『DAN DOH!!』に通じる体操のルールや主人公の成長がよく描けています。
DAN DOH!!』でもそうですが、主人公が中学生→高校生→大学生と成長して変わっていくのは、少年マンガとして得るものが多いですね。 A−



[マンガ]今日から俺は!!


今日から俺は!! (1)
今日から俺は!! (1)
posted with amazlet on 06.02.13
西森 博之
小学館 (1989/12)

この作者、西森博之はどれを読んでも本当に面白い。僕が読んだことがあるのは、『スピンナウト』、『天使な小生意気』、そして『今日から俺は!!』だが、どれも安定していて面白い。
主人公はだいたい不良の少年なのだが、どこか子供っぽい。そのギャップが何とも可笑しく、ついつい笑ってしまう。これだけ、ヒットを(ホームランか!?)打ち続けている西森博之は、すごいゾ。 B+α



[マンガ]スラムダンク


スラムダンク (1)
スラムダンク (1)
posted with amazlet on 06.02.13
井上 雄彦
集英社 (1991/02)

今から15年近くも立っているがいろんな意味で未だにこれを超えるバスケマンガはない。
僕は中学生の頃、バスケをやっていたことがあるが、もぉ、完璧なのだ。
体育館のあの感じ、審判のあの腕の振り、観客席のあの応援、点を取ったらいちいち戻らなければいけないあのしんどさ、マンガと言えども試合中は喋れないあのこもった息づかい、もう数えればキリがない。何から何までただただ完璧なのだ。
他のバスケマンガはこれと比べれば、申し訳ないがお粗末過ぎる。ウソだと思ったら、他のバスケマンガを見て欲しい。会場1つとってもディティールの違いに、書き込みの違いに驚くであろう。『スラムダンク』以後、バスケマンガの何かが変わったのは事実である。しかし、まだ当分追い抜くことはないだろう。 A−



[マンガ]はじめの一歩―The fighting!


はじめの一歩―The fighting! (1)
森川 ジョージ
講談社 (1990/02)

今回紹介する中で、唯一現在も連載中のものである。
王道の成長マンガかも知れないが、これだけ長く続いている分、安定した面白さがある。
それは、試合と日常の繰り返しが緊張した場面とギャグの場面の絶妙なバランスを作り出しているからだ。しかも、これだけ連載を重ねていると神がかった場面にも出くわす。私的には鷹村・イーグル戦が感動した。
一歩の世界チャンピオン、鷹村の世界6階級制覇ほか、たくさんのまだ描ききれていないストーりーがある。全て描き終わるまで、僕はついていこうと思う。 A−



[マンガ]カメレオン


カメレオン (1)
カメレオン (1)
posted with amazlet on 06.02.13
加瀬 あつし
講談社 (1990/08)

最後まで読んでいないが、小学生の頃、すぐとなりに住んでいる友達のお父さんが集めていて、毎日借りては読んでいた記憶がある。
ストーリーは、ヘタレの主人公・矢沢が色んな勘違いや偶然によって暴走族の世界でどんどんのし上っていくという話で、毎回、誰かが勘違いして矢沢はスゴイ!っていう事になるんだけど、同じく毎回、その勘違いがばれそうな失敗をする。
こういう自分で考えたギャグを自分でつぶして、またそれを挽回するギャグを考えてっていう作業は本当に労力がいるし、素直にすごいなぁと思う。
この人の武器である下ネタギャグ、ダジャレも本来、しょうもないもんだけど、あんだけ立て続けにやられるとなかなかすごいもんがあります。
どちらにしても、このマンガには中毒性があります。こういうのなんて言うんでしょうか、連鎖ギャグ!? どうぞ、体感してください。 B+α



[マンガ]みどりのマキバオー


これは最後の方、世界に行ったりして話が大きくなりすぎて、打倒!カスケード編ぐらいまでしか見てないのですが、とりあえず設定がメチャクチャ。
ふつうに人間とウマが話してるし、ウマ二本足で立ってるし、なんでお前ハダカやねん、みたいなことが普通に描かれています。
このメチャクチャさはストーリーの方にもあり、テンション高く、友情の話やライバルとの決闘の話や涙の練習の話などが楽しめると思う。
でも、僕が一番見てもらいたいのは、観客全員が何故かハダカなところなんです。 B+α