今日の脳内処理行き

血と骨 通常版 [DVD]
主人公・金俊平、改めたけしはやっぱり迫力がある。それに尽きる作品だった。本当に興味深いシーンが多く、映像力はあったんだけど、観客が主人公の一生をたんたんと観るというスタンスだとこの時間はさすがにだれてくる。(原作を読んだらそんなこともないかも知れないけど。)
あんなに長かったくせに見終わった後にもっかい観たくなる不思議な作品ではあるが、やっぱり映画としては良い映画じゃないのかな。 Bα

アイ,ロボット 通常版 [DVD]
ロボットが反乱する原因をミステリー調で描いたアクション映画。
やっぱ、ハリウッドだな! と思わせるぐらい、カメラアクションや映像の綺麗さには圧巻だったが、内容に関しては新しいものが何も無かった。ロボットというものを扱う作品において新しい考え方や新しい見せ方がなかったのは観る価値がないと言っていいほどダメなことである。
あのラスト近くの「人間はこのままだと増えすぎて逆に絶滅してしまう。だから、私達ロボットがそれを管理して絶滅させないようにしてあげるのだ。」「これは間違っていない。これ以外に良い策はあるのか?」というような問いに対して、人間が答えずにかわりに仲間のロボットが「そんなの愛がないじゃないか。」と答えているシーンなんかも、そこは人間が答えて欲しかったし、答えなければならなかったと思う。これでは反乱したロボットの方が正しいことになってしまう。
映像が本当に綺麗だけにストーリーは何とも古くさく感じた、惜しい作品である。 Bα